今月の国立映画アーカイブ / Art Focus @ Tokyo  / 「蔦屋重三郎の出版プロデューサー力」 その魅力を語り尽くす 

今月の国立映画アーカイブ

京橋3丁目にある「国立映画アーカイブ」スタッフの方が、

数々の映画上映イベントや企画を通してその魅力をご紹介くださいます。

今日、スタジオにお越しくださったのは国立映画アーカイブ 主任研究員の玉田健太さん。

そして今回ご紹介くださったのは『優秀映画鑑賞推進事業』について。
https://www.nfaj.go.jp/co-organizing/yusyueiga/

長くこのコーナーを続けていて、初めてテーマとしてご紹介いただいた重要な事業活動。

日本映画の魅力をそれそれのテーマごとに4つの映画作品を1テーマパッケージとして、25種類+のカテゴリーパッケージを日本全国の公民館、市民会館など映写可能な会場に貸し出すという事業。

国立映画アーカイブが日本映画史としてアーカイブしてきた貴重な作品群を、より多くの人たちに楽しんでもらおうと行っている事業とのこと。

今年7月~2月末までの期間で『優秀映画鑑賞推進事業』は実施されるとのこと。

あなたの街にも日本映画の名作がやってくるかもしれません。

是非、国立映画アーカイブのHPをチェックしてみてください。

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Art Focus @ Tokyo

アートライターのヒロさんからご紹介いただく、東京とその周辺エリアのおススメアート情報。

今回ご紹介いただいたのは、、、

パナソニック汐留美術館で開催中  「オディロン・ルドン」展

●ルドンの「瞳」に見つめられている

日本でも人気のオディロン・ルドン(1840-1916)の展覧会はこれまでも時折開催されてきました。色に焦点を当てた展覧会(「ルドンの黒」Bunkamuraザ・ミュージアム 2007年)や、特定の作品をクローズアップした展覧会(「ルドンー秘密の花園」三菱一号館美術館 2018年)などです。

同展は世界有数のルドンコレクションを誇る岐阜県美術館を軸に国内外の作品が集結し、110点で画業の全貌を見渡せる展覧会です。

ルドンのイメージは、目玉の怪物?が描かれたモノクローム作品でどこか闇を秘めた作家という印象がありますが、一方で三菱一号館美術館所蔵の巨大なパステル画「グラン・ブーケ」のような色彩豊かで幻想的な作品も展開しています。そんな初期のモノクロームから色彩へ至るプロセスが通覧できる貴重な機会となります。

必見作品は日本画家・竹内栖鳳旧蔵の「花の中の少女の横顔」、制作年不明の油彩画小品「風景」、黒と色彩の時代を繋ぐ1906年頃の「窓」です。ルドンは1890年代以降、黒と色彩を往来しながら色彩画家へと舵を切っていきました。

「ここだけの話だが、黒は私をひどく疲れさせる」そんな言葉も残しています。

会場を進んでいく過程で、なんとなく画中の瞳に見られているような気がしました。見返すと、自画像をはじめ怪物、人物画に多種多様な眼が在るのです。目を閉じている人物ですら瞼ごしの視線を感じます。共通するのはどこかもの悲しい眼差し。それこそがルドンという画家に魅了される理由かもしれません。

◎展覧会インフォメーション

パナソニック汐留美術館 https://panasonic.co.jp/ew/museum/

2025年4月12日(土)〜6月22日(日)水曜休館(6月18日は開館)

午前10時〜午後6時 ※5/2、6/6、6/20、6/21は午後8時まで 入館は閉館の30分前まで

一般1300円他

※土日祝日は日時指定予約を推奨

 展示風景

展示風景

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「蔦屋重三郎の出版プロデューサー力」 その魅力を語り尽くす

~現代にも役立つ〇〇〇なセンス~

5月から始まった新コーナーの第2回目!

令和の時代を生きる私達に驚きと感動をもたらす蔦屋重三郎が生んだ様々な魅力を、時代小説家であり江戸料理文化研究所代表の車浮代さんをメインに毎回縁のゲストをお迎えして様々な視点から探っていくこのコーナー。

第2回目の今日は、料理雑誌としても人気の高い株式会社オレンジページ

「ウェルビーイング100」編集長の前田洋子さんをお迎えして、昨年発刊された車浮代さんの著書、

「大河ドラマの世界を楽しむ!江戸レシピ&短編小説『居酒屋 蔦重』」

について、まるで居酒屋にいるような気分での熟女トーク炸裂!で盛り上がりました。

この本制作にあたっての裏話が面白すぎ!そして本の中に登場する江戸料理レシピが美味しそう!

すぐ手に入る材料で手軽に自宅で江戸時代のお惣菜を作れます。

蔦重と繋がる江戸の有名人たちの個性あふれる会話と旨い料理と酒のお話。

これは一家に1冊あったら美味しくて楽しい本です。

<トークイベント開催>

著者・車浮代さん×編集部の「蔦重の魅力」をひも解くスペシャルトーク開催!

【『居酒屋 蔦重』刊行記念イベント】

著者・車浮代さんと蔦屋重三郎の魅力を居酒屋トーク!

~江戸の食と暮らしが見えてくる <書籍つき> 蔦重飲み会~

日時:6月15日(日)15:30~17:30

場所:@阿佐ヶ谷 「コトラボ」 (オレンジページの体験型スタジオ)

詳細・お申込みはコチラから ↓

*今回、ゲストの方からいただく『~現代にも役立つ〇〇〇なセンス~』を

お話があまりに盛り上がりすぎて、お聴きするのを忘れましたーー。

あしからず。。。

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ではまた来週!!