フードバンク (Food bank)

We had a guest who has been engaging in “food bank” activities. Charles E. McJilton, Executive Director of Second Harvest Japan (2hj). We talk about food, which is essential for every single human being.

Charles founded the Japan’s first “food bank”. Do you know what it is? “Food bank” originated in the U.S. more than 40 years ago. Foodbanking is an activity to collect the food resources that would otherwise go to waste and redistribute them to those in need.

Charles told us extraordinary facts about Japanese society. For example, the percentage of poor in Japan is at 15.7% (as of 2007). It means there are as many as 20 million people who live under the poverty line; the minimum level of income deemed necessary to achieve an adequate standard of living. And most of them live in houses or apartments. 2hj estimates that more than 750,000 people lack food security in Japan (“food security” means that one can secure safe and nutritious food in a socially acceptable manner in his/her daily life). He revealed many unknown findings one after another.

2hj has been working on those issues under the slogan of “Food For All People”. Now many people would relate to this but foodbanking was totally new to Japanese people 10 years ago. Why did he start activities that had no precedents in the past here in Japan? What is the origin of his actions? Charles will tell you more stories about food situation in Japan next week, so don’t miss it!

*Second Harvest Japan: http://www.2hj.org/

今週から2週にわたり、特定非営利活動法人(NPO)セカンドハーベスト・ジャパン理事長チャールズ・マクジルトンさんをお迎えしてお送りします。テーマは、人間が生きていく上で絶対に欠かせない「食べ物」です。

チャールズさんは日本初の「フードバンク」設立者。我々日本人にはちょっと耳慣れない言葉ですが、まだ安全に食べられるにもかかわらず廃棄される食べ物を、支援を必要とする人たちに届け、有効に使ってもらう。それが「フードバンク」だそうです。この「フードバンク」は、すでにアメリカでは40年以上の歴史を持っているそうなんです。

番組では、驚くべき日本の姿が次々に語られました。昨年に厚生労働省が発表した2007年の日本の貧困率は15.7%で、OECD加盟国の中ではメキシコ・トルコ・アメリカに次いで4番目に高いこと。日本の世帯平均年収の半分未満で暮らしている人が2000万人も存在し、しかもそのうちの99.9%が、アパートなどの住まいが確保されている人たちだということ。その一方で、日本では毎年500万トン〜900万トンもの食べ物が、まだ安全に食べられるにも関わらず廃棄されていること。このような日本の衝撃的な真実が、アメリカ人であるチャールズさんの口から次々に明かされました。

『「もったいない」を「ありがとう」に』『全ての人に、食べ物を』をスローガンとしているセカンドハーベスト・ジャパン。今でこそこれらのスローガンが多くの共感を集めていますが、10年前はフードバンクは日本人にとって全く新しい試みでした。

そんな日本で、なぜチャールズさんは過去に前例のない活動に取り組もうと思ったのか、そしてチャールズさんの活動の原点は、一体何だったのか。この番組が流れたのは、ちょうど皆さんがお食事をされている時だったと思いますが、聴いているうちに、ご飯を噛む速さがだんだんゆっくりになったかもしれません(笑)

来週もチャールズさんをお迎えして、さらに興味深いお話をお聞きしますので、どうぞお楽しみに!

*番組の中でチャールズさんが言っていた「フードセキュリティ」という言葉ですが、セカンドハーベスト・ジャパンによる定義は以下の通りです。

「日常生活を送るために、安全かつ栄養のある充分な食べ物を適切な手段により得られること。セカンドハーベスト・ジャパンでは、日本で75万人以上がフードセキュリティを欠いていると考えている」

*セカンドハーベスト・ジャパンHP:http://www.2hj.org/

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