A happy woman visited shelters.

Do you know “rakugo”? It’s a kind of s Japanese verbal entertainments.The lone storyteller (“rakugoka“) sits on the stage. Using only a paper fan (“sensu“) and a small cloth (“tenugui“) as props, and without standing up from the  sitting position, the rakugo artist depicts a long and complicated comical story.

Most of them are Japanese and perform in Japanese. But recently “eigo rakugo” or English rakugo has been performed in English and it’s become popular both in Japan and overseas. Today we talked to one of English rakugo performers over the phone.

Diane on YouTube! Click →http://www.youtube.com/watch?v=zCOetjUZvFk

Diane Orrett, A.K.A. Daian Kichijitsu, an Osaka-based rakugo performer. Her stage name originates from a Japanese word “taian kichijitsu (大安吉日)”, which means “Lucky Day”. We began the broadcasting with her original short story (Kobanashi), “The art gallery”.

A; Oh, what a lovely gallery, such a wonderful painting. Oh, this one… this is beautiful! This is a… Excuse me, sir! Sorry to disturb you, but is this a da Vinci?
B; This one? No madam. That’s a Rembrant.
A; Rembrant! Oh yeah, of course it is. I knew that. And this one… this is a Rembrant too, right?
B; No madam. That is a Monet.
A; Monet! Of course it’s a Monet, typical Monet style. I knew that. And… Oh dear, oh my goodness! Wow, this one is quite shocking, it’s really rather grotesque! No, no, don’t tell me, I know. This is a Picasso.
B; No madam. Actually that’s a mirror.

Such a really humorous woman went to Tohoku to entertain earthquake victims… But she visited there not as a rakugo performer. She has another face, too – a balloon artist.
Why did she go to the devastated areas? What did she look at and what did she feel? Please listen to the podcast below.

*Interview with Diane Orrett: http://www.myeyestokyo.com/aboutus/interview/pg50.html

<Information>
1. Tokyo Cruise. For more datails, check http://www.suijobus.co.jp/ (J/E/Chi)
2. A booklet for disaster prevention issued by Institute For Fire Safety & Disaster Preparedness called “Jishin ni Jishin wo”. It’s written in J/E/Kor/Chi/Port. In case of Chuo-ku, it’s available at the disaster prevention division counter and the alien registration counter in Chuo-ku City Office.

 

今夜のトーク in 日本語

今週は昨年の番組開始以来初の試み、電話インタビューをしました。お相手は大阪を拠点に活躍しているイギリス人女性落語家/バルーンアーティストのダイアン吉日さんです。ダイアンさんは1990年に来日後、故・桂枝雀さんに師事して落語を学び、落語道場などで修練を重ねた末に落語家としてデビューしました。英語落語だけでなく、日本語の咄も演じます。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=J1NyNua5iXA[/youtube]

(マヤ)「まずは高座名の由来についてお聞きしたいのですが」
(ダイアン)「まず私の本名がダイアンであること、そしてとってもおめでたい”大安吉日”という言葉から来ています。来日後にこの言葉を知り、それが”ラッキーな日”という意味で、結婚式などをこの日に挙げる人が多いと聞いて、それを高座名に取り入れました」

人々に笑顔を届けるのが仕事のダイアンさんは、震災発生後の4月3日〜7日にかけて、津波の被害に遭った宮城県石巻市と女川町に慰問に行きました。その時の様子をお聞きしました。

(マヤ)「現地の様子はいかがでしたか?」
(ダイアン)「とても衝撃的でした。でもそこの人たちはとても前向きでポジティブでした。どこまで行っても家が無く、基礎部分だけがむき出しになっている街の光景に言葉が出ませんでしたが、本当にそこの人たちは素晴らしかったです」
(マヤ)「ダイアンさんが行ったのは、避難所ですよね」
(ダイアン)「そうです。でも家が流された人たちだけでなく、家はあるんだけどもガスや水道、電気が通っていないという人もいました。私たちは大阪で集めた衣服やタオル、食料を配りました。私が子供たち向けにバルーンアートを披露している間、親御さんたちが私たちが持って来た箱を覗き込んでいましたね」
(マヤ)「避難所で落語はできましたか?」
(ダイアン)「いえ、できませんでした。避難所には多くの人が固まって寝ているわけだから、果たしてそういう場所で落語をやっていいものか、と思ったんです」
(マヤ)「だからバルーンアートをやったんですね」
(ダイアン)「そうです」
(マヤ)「子供たちは喜んだでしょうね!」
(ダイアン)「だから私は宮城に行きたいと思ったんです。テレビで見たら、子供たちはその状況に混乱したりストレスが溜まったりしていたわけですから」
(アイリーン)「トラウマになる子供たちもいたでしょうね」
(ダイアン)「まさしくそうですよね。でもバルーンアートで、人は笑顔になります。私はバルーンで被災地の子供たちにきっと笑ってもらえるだろう・・・そう思ってバルーンを用意して行ったんですが、実際は子供に限らずいろんな人が見に来ましたよ(笑)」
(マヤ)「きっとダイアンさんのショーが良い息抜きになったでしょうね」
(ダイアン)「そうですね、元気づけることができたと思います。一番高齢のお客さんは、96歳の方だったんですから!」
(マヤ)「実際の子供たちの反応はいかがでしたか?」
(ダイアン)「とっても喜んでくれました。中にはショーが始まってもボーッとしている子供もいましたが、周りが参加しているのを見て、徐々にその子たちも活発になった感じでした。ワークショップもやったんです。バルーンアートで私が作ったものをあげるのではなく、みんなといっしょに風船で何かを作るという体験をプレゼントしました。それで自信をつけた子たちもいました」
(マヤ)「実際に、例えば動物の作り方を教えたとか?」
(ダイアン)「犬とかですね。あと私が風船をカットして、帽子を作ってもらったり。カラフルなね」

(マヤ)「そもそもダイアンさんが被災地に行ったのは、現地の人たちを元気づけたいと思ったからとのことですが、そこに行くことに躊躇いは無かったですか?」
(ダイアン)「そうですね、きっと現地に行ったら衝撃を受けるんだろうと思っていたし、平常心を保っていられないだろうと思っていました。だから心の準備をしました。だって観客の皆さん、つまりはそこのにお住まいの方々に、私がその地でショックを受けているなんてこと、知られたくないじゃないですか。余震も続きましたから・・・
でも行くならその時(4月初旬)だと思いました。私は被災地の方々に何かしたいとずっと思っていたし、私には皆さんに笑顔を取り戻してもらうことができるという自信がありましたから」
(マヤ)「避難所の空気はいかがでしたか?人はすごく前向きだったとおっしゃっていましたが」
(ダイアン)「その通りです。すごく元気で明るくて、私たちの今回の訪問にすごく感謝してくださいました。私たちを歓待してくれたし、とってももてなしてくれました」
(マヤ)「それはダイアンさんが、辛いことを忘れさせてくれる人だったからでしょうね」
(ダイアン)「そうですね。それに現地の人たちからもユーモアセンスが失われていなかったんです。前に進んで行こうという気概もうかがえましたし」
(マヤ)「聞いているこちらも励まされます」
(ダイアン)「本当ですよね。それに、元気をあげに行った私が元気づけられた瞬間さえあったんです。改修工事中のお店の前でバルーンショーをやった時、近くの青果店の人が来て、必要なものがあったら言ってくれ、とおっしゃいました。しかも飲み物まで下さって!私こそがお世話になりました(笑)素晴らしい方々に巡り会えましたね。青果店の方は、ショーのための看板を用意してくれましたし。確かにモノは無くなったかもしれないけど、すごく前向きでした。私がショーを終えて帰ろうとしても、子供たちは私を離してくれませんでした(笑)本当に素晴らしかったです」

震災後は大阪でも仕事が減ってしまったというダイアンさん。でも被災地の方たちは、きっとダイアンさんと再会できるのを、きっと心待ちにしていると思いますよ!こんな時だからこそ笑いが必要なのだと、私は思います。

*ダイアン吉日さんホームページ:http://www.diane-o.com/

Alone on the 45th Floor During the Big Earthquake (Part 2)

We invited Tasnoova Tahia to the studio again and talked about information which is needed by foreigners in the time of disaster. How did Bangladeshi woman, who had a 3.11 big earthquake on the 45th floor of a high-rise apartment in Toyosu, collect information during the earthquake? Which kind of information did she need at that time? Scroll to the bottom to listen to her voice!

She is an instructor of a cooking school called “Niki’s Kitchen”. Her class was cancelled due to the earthquake but it’ll resume around mid-May. If you want to know about her cooking lesson, click here!

*Information
Ginza Flower Carpet has been cancelled due to the earthquake.

Ginza Flower Carpet (2010)

It has been held on April 29 (“Showa Day” since 2007. It used to be the “Greenery Day) every year. But unfortunately, they’ll have no flower carpet this year.

今夜のトーク in 日本語

Kemon acho!! (ごきげんいかがですか)先週に引き続き番組にお越しいただいた、バングラデシュ出身のタスヌーバ・タヒアさんから教わった、ベンガル語のあいさつです。発音は、私の印象だと「カモン・アチョ」に近い感じです。
世は自粛ムードで、毎年4月29日に行われる「銀座フラワーカーペット」も、今年は中止が決まりました。だけど皆さん、1日1回はお友達に元気よく「カモン・アチョ!」と言って、暗くなりがちな自粛ムードを吹き飛ばしましょうね!

さて今週のTokyo Chatterは「外国人と災害情報」というテーマでお送りしました。江東区豊洲のタワーマンション45階で被災したタヒアさんとのトークです。

(タヒア)「幸運にも電気はついていたので、テレビをつけました。ニュースキャスターは100%日本語で情報を伝えていました。私は日本語がある程度できるので理解できたのですが、日本語を知らない人にとっては難しかったでしょう。
でも、日本語が分かることが、さらに混乱を引き起こす場合があります。CNNやBBC、アルジャジーラといった外国メディアと日本のメディアの伝える内容に、かなりの差があるからです。日本語メディアの情報だけなら、問題ないんですけどね。現状を冷静に把握できますから」
(マヤ) 「そんな時こそ、この番組なんです。なぜなら私たちが外国人に対してしたいのは、まさにその課題の克服だからです。ラジオ番組以外にもツイッターやFacebookを駆使して、憶測ではない情報ソースのはっきりした情報を伝えたいのです。タヒアさんは、被災した当時はインターネットは使えましたか?」
(タヒア)「ええ。この番組が外国人に役立つ情報を提供されるなら、私もそれに一役買わせていただきたいのですが、“NHKインターナショナル”というのがあります。これは有料チャンネルですが、日本国内でも海外でも視聴できます。私の両親も見ていました。日本からの情報が、全て英語で配信されます。BBCやCNNよりも使えます」
(マヤ)「被災当時、タヒアさんはNHKインターナショナルを取っていたんですね?」
(タヒア)「はい。NHKの日本語版と英語版を交互に見ていました。伝える情報は、ほぼ同じでした」

(マヤ) 「余震はどうでしたか?大きいのが来るんじゃないかって、不安に思いませんか?」
(タヒア) 「そうですね、ニュースで盛んに”3〜4日以内に大きい余震が来る恐れがある”などと聞いたりすると、すごく怖くなりますね。だからちょっとの余震が来ても怖いんです。3月11日の地震発生当日は、一晩中余震が続いたじゃないですか。だから起きてニュースを見ていました。
余震は、本震よりも怖いです。というのも、余震は何度も何度も来るからです。だから一種のトラウマになりました。地震が起きていなくても、体が揺れている感じがするんです。おかげで3日間一睡もできませんでした。ウチのマンションには地震アラームが付いていますが、一晩中鳴っていました。それも眠れなかった原因です」

(マヤ)「地震に際して、どんな情報が欲しいと思いましたか?避難所がどこにあるかとか、非常時に備えてリュックサックに入れておくべきものとか」
(タヒア)「そうですね。そういう情報は役に立ちます。なぜなら私たちは地震に対して一切準備をしていなかったからです。非常食などを入れたリュックもなかったし、ヘルメットも缶詰もなかった。でもそれは、決して情報不足だからではありません。例えば私が日本語学校に通っていたときは、地震のための備えについて学校側が教えてくれていた。それをきちんと守らなかったのは私たちが責めを負うところです。でもそれらの情報が、果たしてここまで大きい地震にも役立つものだったかどうかは分かりません」

(マヤ)「非常用マニュアルがあっても、きちんと読む人は少ないかもしれませんしね」
(タヒア) 「そうですね。私の住むマンションでは屋上にヘリポートがあって、要請に応じてヘリが来て救助にかけつけてくれるんですが、私は上に上がれば良いのかそのまま部屋で救助を待てば良いのか迷いました。そのような時に取るべき行動を、私は知らなかったんです。低層の建物に住む人たちにとっては今の情報量でも十分だと思いますが、高層マンションに住む人たちはより多くの情報を仕入れておく必要があると思います。
マンションの非常災害対策本部は”部屋にいるように”とか”テーブルの下などの安全な場所にいるように”と私たちに言いました。だから提供してくれる情報が決して不十分とは言いませんが、より多くの情報を入手しておく必要はあると思いますね」

(徳橋)「これから起こる地震に備えて、欲しい情報は何ですか?」
(マヤ)「例えばリュックサックに入れておくべき物のリストとか」
(タヒア)「ホームセンターなどではその種のリュックサックは売っていますが、全員がそれを持っておくべきだと思いますね。市役所や区役所からも、それを促していくことが大事だと思います。今はそういう情報が役所で見当たりません」

ところでタヒアさんは、ご自宅で料理教室を開いています。この番組でもさんざんお世話になった”Niki’s Kitchen”でバングラデシュ料理を教えていますが、地震の影響により教室を閉鎖していました。その料理教室が、5月半ば頃に復活します!詳しくはこちらでチェックしてください。直近のクラスは、もしかしたらキャンセル待ちの状態かもしれませんが、粘り強くお待ちいただければと思います。

ご参加ありがとうございました@経堂ソーシャルエナジーカフェ!

昨日4月22日、世田谷区経堂にある「ソーシャルエナジーカフェ」にてMy Eyes Tokyo第1回トークイベントが行われました。My Eyes Tokyoと志を同じくするYouTubers、中村紘子さん(HIROKOCHANNEL)とHikosaemonさん(Hiko Tube)を交えてのパネルディスカッションです。大変多くの方々にお越しいただいたので、テーブルを全部出して椅子だけ並べての、お客様には少し苦痛を強いるイベントとなりました。

Photo by Emi Matsushita

トーク前半は、私自身はプロジェクターやパソコンと格闘していました。Ustreamでも中継しましたが、どういうわけか前半20分は早送り状態(涙)まるで私の必死さが反映されたようです。会場のお客様には大変不安な思いをさせてしまいました・・・でも後半20分はまともになっていますので、ぜひ
http://www.ustream.tv/recorded/14195885 をご覧いただけたらと思います(20’18”以降は正常です)。

イベント終了後の懇親会にも、たくさんの方にご参加いただき、しかも懇親会から参加の方々もいらして、超満員状態!カフェのスタッフさんも大わらわで、お料理を運ぶスタッフさんが「すみませ〜ん、通りま〜す」の嵐(笑)本当にご迷惑をおかけしました。

お2人は口を揃えておっしゃっていました。「日本に来る外国人は、きっと増える。なぜなら、この震災で日本人の良い面が浮き彫りになったから」。私もそう強く願っています。日本から世界に発信するYouTubersと共に、これからも私たちは日本を世界に発信し続けていきたいと思います!