ゲストはまだお迎えできない7月の東京・・・
最近のZOOM稽古のお話を少し・・・
ZOROMEHA企画は、浅井星光と南谷朝子が❞わくわくするよな舞台を創ろう❞というので3年前に始めた企画ですが、劇作家清水邦夫の作品を上演し続けています。
その3作品目に選んだ「雨の夏、30人のジュリエットが還ってきた」という作品。
宝塚を思わせる大掛かりな舞台が作品の一つの見所です。これは蜷川幸雄演出で2回ほど上演されているのですが、ZOROMEHA企画では、この作品のもう一つの魅力『清水戯曲の台詞の美しさと音楽性』に焦点を当て、上演をいたします。
それの準備としてこの度ZOOM講座を開きました。講師は翻訳家の常田景子さん。翻訳家の視線から”シェイクスピア”そして”ロミオとジュリエット”について2時間強お話しくださいました!!
【翻訳】常田景子(TSUNEDA Keiko)
東京大学文学部心理学科卒。在学中、劇団夢の遊眠社に入団。文学座附属演劇研究所20期。木山事務所、NOISE などで俳優として活動しながら翻訳を始め、パルコ劇場制作部を経て、現在は演劇脚本を中心に翻訳に携わる。 初上演作品は1993年『滅びかけた人類、その愛と本質とは…』、2001年第8回湯浅芳子賞、翻訳・脚色部門受賞。近年の主な作品に『ヒストリーボーイズ』『エンロン』『ピアフ』『太陽に灼かれて』『姉妹たちの庭で』『グレンギャリー・グレン・ロス』『6週間のダンスレッスン』『シカゴ』『デモクラシー』など。新国立劇場では『やけたトタン屋根の上の猫』『負傷者16人―SIXTEEN WOUNDED―』『永遠の一瞬―Time Stands Still―』を翻訳。主な翻訳書に『ヴードゥーの神々』『戯曲の読み方』『現代戯曲の設計』『リディキュラス!』など。
戯曲を上演するのに俳優としてかかわる場合、その中で息をする俳優としてできるだけ色々な経験をして(頭にプログラムして)稽古に臨めることはとても有意義なことだと思います。2回にわたる常田さんの四方山話は、わたしたちに想像力の源を与えてくれました★
2020年。まだまだ新型ウイルスの正体はつかめず自粛を余儀なくされる私たち。
秋に予定されていた宮崎県の国民文化祭は来年【2021年】に延期です。私も11月にあちらで作品作りする予定だったのが宙に浮いたまま・・・でも、初心を見直しています。
そして、準備を深いものにしていきます。
文字通り蓄積の年にしましょう、2020年を!!
1曲目:失ったもの(久石譲)
2曲目:ピアノソナタ17番D-minor(グレン・グールド)
3曲目:Yu-rei(南谷朝子)