Ryntenバイエル~vol.153「MistyEyesを弾こう 3回目」

【河童のひとり言】
明治の中頃まで、最も人口の多い県は、ナント!新潟県だったそうです。それだけ稲作での労働人口が多かったことを物語ってますね。日本人にとって「米」は切っても切れないモノ。しかし今年は私たちにとって切実な年になりそうです。「米」。漢字を分解すると「八十八(はちじゅうはち)」となります。苗を植えて稲が実るまで88回も手がかかることから、この字ができたとか。収穫を迎えるこの時期、手塩にかけた米の行き場がない。農家の方々の思いを察する今日この頃です。

【今週のRyntenNews】
あれよあれよ、と今年2011年も残すところあと半分を切りました。
如何お過ごしでしょうか?

先週もしました、8月の韓国の話。
ソウル、釜山でのライブも大きな経験でしたが、もう一つ忘れられない話があります。
北朝鮮を直に見てきました。韓国から見ますと、北の一番はずれになるところからです。

そこの流れる「イムジン河(ガン)」、その河の向こうは北朝鮮。河口からですから、河幅が広い場所でしたが、そこから眺める北朝鮮。人の気配も車もありませんでした。確かにパラパラと建物は建っているんですが、そこに生活の臭いはありません。そこから180°クルッと向きを変えて韓国を眺めますと、すぐそこには高層アパートが隣立しています。そして高層アパートの前には高速道路が走り、車がたくさん走っているわけです。。。180°向きを変えるだけで、あるいは河一本隔てただけで同じ民族、同じ言語で生きる人達がこうも違う生活をしなければならないのか…いや、しているのか…。これは、恐らく長い歴史が創ってしまったもの…と言えばそれまでですが、この状況は日本人の自分としては理解に苦しむ…到底理解に及ばないところ…と感じさせられました。

■Ryntenダイアリーです。

帰国の日、空港に向かう途中寄ったサービスエリアでみたポスト。

「ここに投函すると一年後に着く」とか…スタッフが説明してくれました。
今思うのですが、スタッフ達に手紙を投函すればよかったなあ、と後悔しています。。。


写真のブレスレットは、ラジオのパーソナリティーの「デイジさん」にもらったもの。
今でも着けています。

8月、佐久からの帰り、僕のギター「鷲見工房」へギターメンテに行ってきました。
「鹿教湯温泉(かけゆ)」にある宿、いつもの「鹿之屋」さんに連れて行ってもらい、温泉三昧をさせてもらいました。
もちろん、朝晩と浸かりました、気持ちよかった~。
初めて撮ったご主人とのツーショット。

「鷲見工房」営業課長の「サスケ」君も元気一杯、帰り際にスタッフ全員で記念撮影。
最初後ろを向いていたのにいつの間にかカメラ目線に。。。頭のいい犬です!

さて、打田君とのジョイントライブが再開、珍道中が楽しいツアーです。
今回は群馬・前橋「音処きしん」からスタートしました。

後半初日から盛り上がりましたねえ。
プロレス談義が炸裂!

翌日は仙台、そのまた翌日は福島県のいわき。
みなさんの元気な顔が見れて安堵しました!
仙台「サテンドール」は数年ぶりにお邪魔しました。

お酒のビンがかなり落ちたとか。それ以外はお店やマスター、スタッフも幸いにも何事もなくホッとしました。
仙台では殆ど時間もなく、被災地へ伺う事が出来ませんでしたが、マスターの岡崎さんから色々な話を聞き、絶句。

仙台からいわきまでの直行する列車は、原発地を経由するため動いていません。
そこで、いわき「バークイーン」のマスター加藤さんが車で迎えに来てくれたんです。
サテンドールのマスターが手配してくれた、お料理を平らげた後、出発。
当然いわき到着は真夜中過ぎになりましたが、本当に有り難かった!
お疲れの中、加藤さんありがとうございました。

ライブ当日は被災された地域に案内してもらいました。
かなり片付いてきている、とは言っていましたが。。。
土台だけの家、解体を待つ家、住人のいないある家の壁に「長い間ありがとう。たくさんの思い出をありがとう。」と書かれいたり、解体された家の庭に「おばあちゃんが丹生こめて創った庭です。こわさないで下さい」と書かれた立て看板…埋める事も燃やす事も出来ない、行き場をなくしている瓦礫などなど、想像を超える風景に僕らはみんな言葉をなくしていました。

不思議な事なんですが、すべて流されたしまった場所にも関わらず、ポツンと残った神社がいくつもかありました。

マスターが「残ったのは奇跡だ!」と言ってた海辺に建つ定食屋さん、浸水した以外は何事もなかったそうです。
町の為に奮闘中でした。

骨組みだけ残ったコンビニ、町の人達の為に営業再開、商品を陳列し宅配もしているとか…すごいパワーです。

この日は震災以来初めて揚がった『カツオ』!マスターが買い付けに行ってくれ、たたいてくれました、旨かった!
何度も連れて行ってもらった「小名浜漁港」、表向きはかなり片付いていましたが、まだまだ時間がかかりそうです。
でも、このニュースは僕らにとっても嬉しかったですね!

FMいわきでは震災から、そして今でも震災情報の合間には僕の曲を使ってくれています。
こんな形でお役にたてている事、ホントに嬉しいです。

忙しい中、FMのスタッフ全員でライブに来てくれました。
「Thanks My Dear」ではみなさんが涙していて。。。
僕には何の力もありませんが、出来る限り普通の生活をして、そしてそれがみなさんの土台となれば…そう願っています。

■スケジュールです。
●ギターも弾けるお笑いプロレス評論家?ですか…打田君とのジョイントライブツアーのお知らせです。絶好調の僕らのステージ、是非足をお運び下さい。ソロライブとはまた違う一面が…。
・9日(金)東京「Back In Town」
・10日(土)神戸「木國堂」ショールーム
・11日(日)広島「Juke」
●北海道ツアーのお知らせです。こちらも是非足をお運び下さい。先ずは9月から。
・17日(土)滝川「三浦華園」毎年お邪魔しているホテルでのライブです。またみんなに会えるのが楽しみです。
・19日(日)小樽「一匹長屋」年に一度ライブをやらせてもらっている、小樽の老舗です。
・20日(祝・月)札幌「かやの茶屋」初登場のレストランです。食事をしながらゆったりと聴いてみて下さい。
・29日(木)旭川「アーリータイムス」ここのマスター、山木さんによく似ているので有名ですねえ、よく似ています。

●ライブにご来場の皆様へお願い●
ライブ中は録音や撮影は禁止です。
ステージに上がったり、ギターや機材に触ったりしないで下さい。
楽器はとてもデリケートで、なによりアーティストの命です。
マナーを守り来場者皆さんが心地良く楽しめるライブになるようご協力ください。

http://www.rynten.com

■Newアルバム情報
Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng –
テレサ・テンとの夢のコラボレーションをスペシャルトラックとして収録。

■好評発売中!
弟4弾CD付き譜面集「フィンガースタイルで弾くソロギター名曲集ー永遠のメロディー20」

御陰様で大好評です!

■『Eternal(エターナル) - Rynten plays Teresa Teng – 』譜面集の出版が決定。2011年発売予定、KMP出版から。

【Ryntenバイエル】
Ryntenバイエルは、「MistyEyesを弾こう」の3回目です。僕のオリジナル曲「MistyEyes」は、アルバム「HeartStrings」に収録されているアンサンブルバージョンと、アルバム「YourSelection」に収録されているソロバージョンがありますが、今回はソロバージョンを取り上げていきます。Tuning:Standard/CAPO:2で演奏していきます。ぜひ、チャレンジしてみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=oO4Vrx6DysY

今週最後の曲は、ボクのオリジナル曲「雲の上の小さな島」。ぜひ、お聴きください。
http://www.youtube.com/watch?v=Z2cUttS8u68

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