9月25日の放送

雨が一気に秋を運んできましたね。

本日は劇作家で演出家の東憲司さんをお迎えしました。

東さんと南谷朝子は実は同じ劇団で役者として過ごした時期があり・・・その劇団の旅公演で東北周りをしていたときに昭和天皇が崩御されたのです。

時代の変わり目を一緒に過ごしたという仄かな記憶を共有しながら今私たちは別々の時を過ごしながらもこの放送局で一緒にしゃべっている・・・そんな時間の不思議を体験しながらの放送でした。

東さんは劇団木冬社退団後、新宿梁山泊という劇団で役者を続けましたがその後退団、自ら『桟敷童子』という劇団を立ち上げ今に至っているのです。

今やプロデュース集団の作・演出を頼まれたり、石川さゆりさんのショーを手掛けたり、演劇界でひっぱりだこ。

でも、一番好きなのは劇団の演出。と放送終了後に東さんは笑っていました。

うん。家族みたいに自分の帰る場所・・なんだろうなあ、劇団が。

今後も活躍が楽しみな作家です。

本日の1曲目:ザ・タイマーズ「カプリオーレ」

2曲目:石川さゆり「転がる石」(アコースティックVer)

3曲目:南谷朝子「忘れない」

ん。なんか卒業アルバムみたいな二人の表情・・・!(恥)

明日はゲストをお迎えします

うら!のーとみなみずむ・・・毎月最終週はゲストとおしゃべり。

明日は南谷のお芝居上の『竹馬の友』(?この表現でいいだろうか、同じ釜の飯・・と書いたほうがいいだろうか・・)

東憲司さんをお迎えします。

東さんは今注目の小劇場『桟敷童子』の主宰者で、

なおかつ石川さゆりのショーや商業演劇の作・演出なども手掛ける作・演出家。

どんなお話が飛び出すやら…お楽しみに!!

9月18日の放送

本日は読書お勧めコーナー「り★ぶ★る」

南谷はどうも昭和初期の文豪が気になるんですね、このごろ。

このあいだは川端康成をご紹介しましたが、今回は中勘助。代表作『銀の匙』。

写真で見ると和服の似合う白髪のナイスミドル・・。

でも、私は思います。作家の心のうちには計り知れないマグマのようなものが

渦巻いていて、作家にとっての日常生活とは、そのマグマと戦う日々なんじゃないかって。

そして、『とことん自分のマグマ(それがどんなに汚いものであれ)と向き合える勇気をもったもの』こそが作家足りえるんじゃないかしら・・って。

中勘助は、夏目漱石(弟子の多いことでも有名)に見出されながらも、その一門には加わらなかったことで知られていますが、その中勘助の、静かな,芯の通った狂気を、作品を通して感じてもらえればと思います。

明日はり★ぶ★る

しつこい暑さの中稽古場へ通ってる南谷です。

さて、明日の放送は読書紹介コーナー『り★ぶ★る』

純文学続いてますが…渋めの作家に焦点を当てようと思います。

この作家は、色んな人に影響を与えていて、

何年か前の唐十郎さんのお芝居にも“銀の匙”についてのエピソードが出てきたなあ・・

あ、お楽しみに!!

9月11日

本日の1曲目は・・・フィッシュマンズの「ひこーき」

ライブヴァージョンはのびやかで・・いいね★

そしてお楽しみ、路地logyは江東区にお住まいの煉瓦職人鬼頭さんのお宅訪問。

門柱は手作りの煉瓦。

アートな世界が清住白河に突如出現。

そして、お宅では山のように積み上げられた資料や本を嬉しそうに紹介して下さいました。

いやはや、「ふるいもの」に埋もれて生活している鬼頭さんのお若いことお若いこと・・・五郎さんの感想にもあったけれど、『好きなものに囲まれて何にでも興味を持つ少年の心』がその若さの秘訣かも知れません・・・

2曲目は五郎さんのお勧め:ルーファス・ウエインライト「マーサ」

3曲目は南谷朝子で『忘れない』

でした。

今週は台風通過の東京・・大変でした。

記録的な大雨など、最近日本の気候も変化しつつあることを私たち認めていかなくちゃいけないんじゃないかと思います。

・・・そのために何をしていけばいいんだろう・・・

そんなことも考える週末です。

9月4日

本日の1曲目は、レゲエの王様ボブ・マーレイにも愛されたレゲエバンド:サードワールドの『

華氏98度』をお送りしました。ああ・・・マネできそうにないリズム感・・・でも憧れます。

そして、打って変わって♪朗読の館はカーペンターズの『青春の輝き』・・読んでみたら、意外とシニカルな歌詞だったんですね・・・・。カレンの短すぎる一生に重ねてしまいました。

★アロンジ!シネマは、ここんとこ続けて見ましたフランス映画

「華麗なるアリバイ」と「隠された日記」をご紹介しました。

『華麗なるアリバイ』の紹介の最中に、ジャック・ドゥミとアニエス・ヴァルダの息子マチュー・ドゥミについて触れましたが、彼の酔いどれ演技はなかなかチャーミングでした!

そして「隠された日記」。何をおいてもカトリーヌ・ドヌーブ・・・ですね。

ほとんど派手な動きはないのですが・・・そこがまた・・想像力をかきたてるというか・・・

とにかく、母と子のやり取りをお楽しみください。(父も間に挟まれてかわいいですけど・・)

あ。マリ=ジョぜ・クローズ(主人公のおばあちゃん役)の来ている衣装はどれも可愛かったですー。

9月です

9月です・・・が暑い、暑い。

明日の放送は朗読の館・・そして、アロンジ・シネマ!です。

アロンジ・シネマはフランス映画を二つ、ご紹介いたします。

・・というのも、この夏に『ヌーヴェルバーグ特集』を夜中にやっていて、

眠られぬ夜のまにまにそれをみた私がすっかりフランス映画頭になっていたからです(笑)

では!